この記事の要点
7月下旬から9月にかけては、台風の接近・上陸が増える季節です。人の備えは進んでいても、猫の備えは後回しになりがちではないでしょうか。特に停電は、エアコンが止まることによる暑さや、自動給水器・給餌器が使えなくなることなど、猫の生活に直接影響します。この記事では、台風シーズンに向けて準備しておきたいポイントをチェックリスト形式でまとめます。
気象庁の統計では、台風の接近数は7月後半から増加し、8〜9月にピークを迎える傾向があります。停電は数時間で復旧することもあれば、大規模な災害では数日に及ぶこともあります。とくに猛暑が続く時期の停電は、エアコンが使えなくなることで室内の温度が急上昇し、熱中症のリスクが高い状態が続く可能性があります。
人の防災グッズはすでに用意している家庭でも、猫用の備えは「まだ手をつけていない」というケースが少なくありません。猫は環境の変化に敏感なため、停電や避難といった非日常が重なると、普段以上にストレスを感じやすくなります。だからこそ、台風が来る前の落ち着いたタイミングで準備を済ませておくことが重要です。
最低3日分、できれば5〜7日分を目安に準備しておくと安心です。
台風が接近する前日までに、防災グッズをキャリーバッグの近くにまとめておくとスムーズです。また、避難が必要になった場合に備え、ペット同行避難ができる避難所を事前に自治体のサイトで確認しておくことも大切です。同行避難の可否や必要な持ち物は自治体によって異なるため、お住まいの地域の情報を早めにチェックしておきましょう。
多頭飼いの家庭では、猫1匹につき1つのキャリーバッグを用意しておくと、避難時の混乱を減らせます。車で移動する場合は、キャリーバッグをシートベルトで固定できるようにしておくと安全性が高まります。また、避難先で他のペットと接触する可能性もあるため、ワクチン接種証明書のコピーを携帯しておくと安心です。普段からキャリーバッグや車移動に慣らしておくことが、いざというときのストレス軽減につながります。
断水が伴う場合、猫砂の処理や食器の洗浄に使う水も限られてきます。使い捨てできる紙皿・ペットシーツを多めに備蓄しておくと、洗い物を減らせて水の節約にもつながります。トイレの猫砂も、普段よりやや多めにストックしておくと、断水中でも交換頻度を保ちやすくなります。
A. 呼吸が荒い、口を開けて呼吸している、よだれが多いといった様子は熱中症のサインの可能性があります。すぐに保冷剤や濡れタオルで体を冷やしながら、可能であれば動物病院に連絡してください。
A. 「同行避難」に対応した避難所であれば連れて行くことができますが、対応状況は自治体や避難所によって異なります。事前にお住まいの自治体の防災情報でペット同行避難の可否を確認しておくことをおすすめします。
A. 普段からキャリーバッグを「怖いもの」ではなく「休める場所」として慣らしておくことが重要です。日常的にキャリー内でおやつを与える、扉を開けたまま部屋に置いておくといった慣らし方が効果的とされています。停電時の食事は、常温保存が可能なドライフードを優先的に備蓄しておくと安心です。ウェットフードや療法食を使っている場合は、保冷剤とクーラーボックスを組み合わせ、開封後の傷みに注意してください。
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の病気を診断・断定するものではありません。気になる症状や体調の変化がある場合は、自己判断せず、かかりつけの動物病院にご相談ください。
監修:Withねこ合同会社(第一アイペット損害保険株式会社 募集代理店)