この記事の要点
毎年 9 月 20 日から 26 日は動物愛護週間です。イベントに参加する予定がなくても、この 1 週間には使い道があります。「気になってはいるけれど、まだやっていない」猫まわりの備えを、年に一度まとめて点検する日として使うことです。防災の日(9 月 1 日)から続くこの時期は、家の中を見直す流れにも乗りやすいタイミング。この記事では、1 時間ほどで終わる 5 項目のチェックリストをご紹介します。
動物愛護週間は「動物の愛護及び管理に関する法律」で定められた期間で、毎年 9 月 20 日から 26 日までの 7 日間です。動物の適正な飼い方について広く関心を持ってもらうことを目的に設けられています。
この期間には各地の自治体や動物愛護センターで譲渡会や啓発イベントが開かれます。ただ、すでに猫と暮らしている人にとっては、外に出かけることよりも家の中の「できていないこと」を洗い出す機会として活かすほうが実利があります。
以下の 5 項目は、どれも「いつかやろう」と思ったまま放置されがちなものばかりです。日付が決まっているほうが着手しやすいので、毎年この週にまとめてしまうことをおすすめします。
マイクロチップが入っていても、登録されている電話番号や住所が古いままだと、保護されても連絡が届きません。ここが最も見落とされやすいポイントです。
写真は意外に重要です。いざ探すときに使えるのは、寝顔ではなく模様と体格がはっきりわかる一枚です。詳しい準備は猫の迷子対策|マイクロチップと迷子札にまとめています。
猫が外に出てしまう経路は、玄関・窓・ベランダにほぼ集約されます。季節の変わり目は窓を開ける機会が増えるため、この時期の点検が効きます。
| 場所 | 確認すること |
|---|---|
| 玄関 | 宅配の受け取り時に猫が来ないか。飛び出し防止の柵やドアは機能しているか |
| 窓・網戸 | 網戸にストッパーがあるか。猫が体当たりして外れないか実際に押してみる |
| ベランダ | 手すりの隙間、室外機からの足がかり。柵の高さは足りているか |
| 換気口・戸袋 | 体が入る隙間がないか。子猫は驚くほど狭い場所を通ります |
網戸は「閉まっているか」ではなく「押しても外れないか」を手で確かめるのが点検のコツです。詳しくは夏の窓開けと網戸 — 猫の脱走を防ぐを参照してください。万一のときの動き方は猫が脱走した|最初の48時間の探し方にまとめてあります。探し方を先に知っておくと、いざというとき動き出しが早くなります。
防災バッグは、用意した時点で満足してしまいがちです。中身は時間とともに劣化します。
あわせて、実際にキャリーに入れて移動できるかも確かめておきたいところです。普段キャリーを嫌がる猫は、災害時に最も時間を取られます。猫との避難訓練|9月1日にやる5ステップと猫の防災|9月1日までに揃える持ち出し品で、持ち物と動き方を確認できます。
安全は事故対策だけではありません。体の変化に気づける状態をつくることも備えのひとつです。年 1 回、次の項目を並べて見返してみてください。
記録がない場合は、今年から始めれば十分です。日々の観察のコツは猫の健康チェック|毎日30秒の5か所にまとめています。
見落とされやすいのが、お金の備えです。災害時はかかりつけ以外の病院にかかる、避難先で体調を崩す、時間外に受診するといった状況が起こり得ます。いずれも平常時より費用がかさみやすい場面です。
点検しておきたいのは次の 2 点です。
保険は、加入時の年齢に上限があり、すでに診断がついている病気は対象外になるのが一般的です。検討するなら健康なうちのほうが選択肢は広く取れるという性質があります。補償の範囲や条件は商品ごとに異なりますので、詳細は公式ページでご確認ください。ペット保険「うちの子」の詳細を見る
| 項目 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 迷子対策 | チップ登録情報の更新、迷子札の確認、写真 3 枚 | 15 分 |
| 脱走経路 | 玄関・窓・ベランダ・隙間の一周点検 | 15 分 |
| 防災 | 持ち出し袋の期限確認と入れ替え | 15 分 |
| 健康記録 | 体重推移とワクチン・健診時期の確認 | 10 分 |
| 医療費 | 備えの方法を決める/見直す | 5 分 |
全部やっても 1 時間程度です。毎年 9 月のこの週に、カレンダーの繰り返し予定として入れてしまうのが、続けるうえでいちばん確実な方法です。
毎年 9 月 20 日から 26 日までの 7 日間です。「動物の愛護及び管理に関する法律」で定められており、日付は毎年変わりません。この期間には各地の自治体や動物愛護センターで、譲渡会や啓発イベントが開催されます。
必要です。むしろ室内飼いの猫のほうが、外に出たときに戻れなくなりやすいとされます。外の環境に慣れておらず、パニックになって遠くまで移動してしまうためです。宅配の受け取りや来客時など、日常の一瞬に起こることが多いので、玄関まわりの対策は特に確認しておいてください。
両方あるほうが確実です。マイクロチップは読み取り機のある施設に運ばれて初めて確認できますが、迷子札は見つけてくれた人がその場で連絡できる点が違います。役割が異なるので、併用をおすすめします。首輪は、引っかかったときに外れる安全機能付きのものを選んでください。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。猫の健康について気になる点がある場合は、かかりつけの動物病院にご相談ください。